仕事柄、いろいろな事業主さんのお悩みをおうかがいすることがあります。先日は、競合他社との「差別化」にお悩みのかたとお話しをしました。
「開店時の半額セールのときには、どうしようもないほど忙しかったのですが、平常価格にしたとたんに客足が落ちています」とのことでした。
競合の多い業種・業界では、結局は「安売り競争」にはまり込んでしまうことが多々あります。これをマーケッティングの世界では、「レッドオーシャン」と言います。つまり、血みどろの価格競争市場です。
それに対して、競合の無いあるいは少ない市場を「ブルーオーシャン」と言います。簡単に言いますと、競合他社とは異なるアプローチをすることで「差別化」を図ることです。
大勢が集まる行政書士研修会等に出席することがあります。休憩時間は、みなさん真面目に、お手洗いの長い列に並んでいます。「会場」のお手洗いを使うのが「当たり前」と思っているからです。そんなとき、わたしは近隣のビル(もちろん誰でも自由に利用出来る所に限ります。)に行ってみます。
大抵の場合、ほとんど誰もいません。「当たり前」を一度崩してみると、いろいろな可能性が見えてくることがあります。
「ブルーオーシャン戦略」とは難しいものではありません。要は、物事の視点を変えてみること。「当たり前は、本当に当たり前なのか?」などの、疑問を持ってみること。そうすることで、「青々とした大海原(ブルーオーシャン)」を見つける手法です。
「ブルーオーシャン戦略」について、もっと詳しくお知りになりたいかたは、どうぞご連絡ください。行政書士井上治夫事務所 電話:0263-88-4002